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インドネシアの伝統医学 |
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インドネシアには300以上の部族がいますが、その中のジャワ族には古くから伝えられた伝統医薬ジャムゥがあります。 ジャムゥの作り方や処方の仕方は、椰子の葉に書き込まれ「ウサダ・ロンタール」と呼ばれる古典として、代々王家に受け継がれてきました。 「ウサダ・ロンタール」の起源は、インドのアーユルヴェーダと推定されています。 現在のジャムゥは人々の日常生活の中で養生薬として気楽に飲まれ、ジャムゥ・ゲンドン(ジャムゥ売り女性)が、街角を練り歩いて、要望に応じて処方しています。
同じくインドのアーユルヴェーダを起源とする医学にはタイ医学がありますが、タイ式マッサージなどが現在まで伝えられています。
ウサダ・ロンタール
椰子の葉に書かれたジャムゥの処方。
ジャムゥ・ゲンドン
ジャムゥを売り歩き、人々の日常生活の健康維持に活躍する女性達。 ジャムゥ・ゲンドンごとに異なった処方をもっています。
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生薬製剤 現代のジャムゥは製薬会社が独自の処方を作り出して、市場に売り出しています。 風邪に効くジャムゥから、乳房を大きくするジャムゥまで種々の製剤が開発・販売されています。 生薬市場 インドネシアは、熱帯気候の地域にあり、生薬資源が豊富です。 |
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